英語はたった4つの品詞を意識すればできるようになる
こんにちは!
おとなの英語予備校の谷口翔太です。
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みなさんは、英語という言語がたった4つの品詞だけで
構成されているということを知っていますか?
「そんなわけない」と思うかもしれませんが、事実です。
英語というのは「動詞」と「名詞」「形容詞」「副詞」の
合計4つの品詞で成り立っているんです。
今回は英文法の単元をそれぞれ4つの品詞に分類してみたいと思います。
文法用語がいろいろ出てきますが、さらっと確認する程度に見てください。
とにかくここでは
「英語にはたった4つの品詞しかない」ということだけ
インプットしてもらえれば大丈夫です。
英文の中心は動詞
まず英語では「動詞」が文の中心となります。
この点が日本語とすでに違います。
日本語は「動詞」のない文も存在しますが、
英語では必ず「動詞」が必要で、
どんな英文にも「動詞」は必ずあります。
動詞のバリエーションや動詞に関連する単元が、
次の通りになります。
動詞の種類 | be動詞、一般動詞 |
---|---|
時制 | 現在形、過去形、進行形、完了形 |
態 | 能動態、受動態 |
助動詞 | 助動詞、仮定法 |
その他 | 命令文、There構文など |
名詞のはたらきになるグループ
次は主に文の要素として使われる「名詞」についてです。
名詞は英文中で主語(S)、目的語(O)、補語(C)になったり、
前置詞の後ろに置かれたりします。
前置詞の後ろに置かれる名詞は、前置詞の目的語(O)と言われます。
次の表を見てもらえれば、
これらの単元はすべて名詞と同じはたらきをしていることがわかると思います。
不定詞 (名詞的用法) |
主語、目的語、補語になる |
---|---|
動名詞 | 主語、目的語、補語になる|前置詞の目的語になる |
従属接続詞 that |
主語、目的語、補語になる ※原則、前置詞の目的語にはなれない |
従属接続詞 if |
目的語になる |
従属接続詞 whether |
主語、目的語、補語になる|前置詞の目的語になる |
関係代名詞 what |
主語、目的語、補語になる|前置詞の目的語になる |
複合関係代名詞 | 主語、目的語、補語になる|前置詞の目的語になる |
疑問詞 | (間接疑問文で)目的語になる |
形容詞のはたらきになるグループ
続いて、「形容詞」です。
形容詞は文の要素として補語(C)として使われたり、
名詞を修飾する修飾語としても使われたりします。
次の単元はすべて形容詞と同じはたらきをしています。
不定詞 (形容詞的用法) |
名詞を修飾する |
---|---|
分詞 | 補語になる|名詞を修飾する |
比較 | 形容詞の比較表現は、 補語になる|名詞を修飾する |
前置詞 | 【前置詞+名詞】で形容詞のカタマリをつくり、 名詞を修飾する |
関係代名詞 | 名詞を修飾する |
関係副詞 | 名詞を修飾する |
副詞のはたらきになるグループ
最後は、修飾語として英文を鮮やかに色づけしてくれる
「副詞」を見てみましょう。
副詞は、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾するはたらきがあるので、
名詞以外を修飾すると覚えておくといいでしょう。
次の単元はすべて、副詞と同じように名詞以外を修飾します。
不定詞 (副詞的用法) |
動詞や文全体を修飾する |
---|---|
分詞構文 | 動詞や文全体を修飾する |
比較 | 副詞の比較表現は、 名詞以外を修飾する |
前置詞 | 【前置詞+名詞】で副詞のカタマリをつくり、 動詞や文全体を修飾する |
従属接続詞 | 動詞や文全体を修飾する |
複合関係代名詞 | 動詞や文全体を修飾する |
複合関係副詞 | 動詞や文全体を修飾する |
ここまで見ていただければ、
これまで学校で教わってきた英文法の単元は
どれも4つのどれかに分類されることがわかってもらえたと思います。
4つの品詞のバリエーションを学ぶのが
英文法の勉強であるという言い方もできるかもしれません。
この事実から分かるのは、
「動詞」「名詞」「形容詞」「副詞」のはたらきを知らずに
英語を習得することはできないということです。
逆に品詞のはたらきを知ることが、
英語を習得する効率を上げてくれるのです。
品詞の大切さが少しでも伝われば幸いです!
応援しています!
英語学習がんばってくださいね:)