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2019年12月15日

「話せなきゃいけない」という前提を捨てる

こんにちは!

おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。

 

あなたにとって、「英語ができる」とはどのような状態のことでしょうか?

もしくは、「英語ができる人」とはどのような人だと思いますか?

 

 

「英語を話せる」=「英語ができる」

 

と考える人が多いかもしれません。

 

 

でも果たしてそうでしょうか?

 

 

 

>>>ゴールを明確に!

この「英語ができる」という表現はすごく曖昧な表現です。

 

 

英語ができるようになりたい!

 

 

そう思ったら、まず初めに明確にしておかなければならないことがあります。

 

それは「目的」です。

 

どこをゴールにするかが非常に重要になります。

あなたにとっての「英語ができる」というのは、英語の何がどのくらいのレベルできるようになればいいのか、それを明確にすべきです。

 

例えば、仕事で英会話が必要な人や、海外旅行に頻繁に行くので英語でコミュニケーションを取れるようになりたい人なら、英語を「話す力」「聞く力」が必要です。

もちろん、そのジャンルやレベルは異なると思いますが、鍛えるべきスキルはこの2つです。

 

仕事で英語は使うが、メールのやり取りがほとんどだという人なら、「読む力」「書く力」が必要であり、英語で話せる必要はないわけです。

 

 

 

現在さまざまな企業が従業員に対して、TOEICという試験の一定スコアを取得するように要求しています。

一般的に日本人がTOEICと呼ぶものは、「TOEIC L&R TEST」のことです。

 

「L&R」の“L”はListening、“R”はReadingの頭文字をとったものです。

TOEICにはSpeakingとWritingの試験もありますが、L&R TESTで試されるのは「聞く力」と「読む力」のみとなります。

 

もしあなたの「目的」が、TOEIC L&Rで700点を取得することであれば、話したり、書いたりする練習は必要ありません。

 

 

そしてTOEICで700点を取得すれば、ボクは十分「英語ができる」と言ってもいいと思います。

 

 

 

>>>「英語を話せること=英語ができる」ではない!

TOEICという試験を批判するときによく聞く意見のひとつに、

 

「TOEICで900点以上取得していても、英語を話せない人はいる」

 

というものがあります。

 

こういう批判は、英語は話せなきゃ意味がないという視点からくるものです。

でも英語は話せることがすべてではありません。

 

 

確かに、TOEICで900点以上を持っていても話せない人はいると思います。

しかしそもそもTOEICで900点をオーバーできる人は、受験者のたった3.5%ほどしかいません。

英語を流暢に話せなくても、これは立派に「英語ができる」と言っていいと思います。

 

英語を話せる人(ネイティブは除きます)でもTOEICで900点をオーバーするのはかなり難しいんです。

 

TOEICで高得点を取ることと、本物の英語力を身につけることはまた別の問題だと思いますが、少なくともTOEICで高得点を取得することも立派に「英語ができる」と言っていいのではないでしょうか。

 

 

ちなみにTOEICで900点をオーバーできるような人は、英語を話すことに抵抗があったり、話すこと自体に慣れていなかったりするだけで、話す練習をすれば確実に英語を話せるレベルです。

 

 

 

 

日本ではなぜか「英語を話すこと」ばかりがフォーカスされますが、まずはその前提を捨てて、あなたが本当に必要とする英語のスキルが何なのか、一度立ち止まって考えてみてはどうでしょうか?

 

今日も応援していますね!

英語学習がんばってください:)