シェイクスピア作の喜劇『十二夜』と出会って
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
ボクは学生時代、英語英米文学科で英語や文学を学びました。
初めて英文学に触れたのは中学2年生のとき。
父親が『十二夜』というタイトルの本を誕生日にプレゼントしてくれました。
作者の名前は、ウィリアム・シェイクスピア。
イギリスの劇作家で、『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』『ヴェニスの商人』『ジュリアス・シーザー』など数多くの名作を残しています。
それまで本を一冊もちゃんと読んだことがなかったボクが、初めて一冊きっちり読み切ったのがこの『十二夜』でした。
ちなみに映画ホリデイ(原題:The Holiday)の冒頭に登場する
“Journeys end in lovers meeting.” 「愛する者同士が出会うとき、旅は終わる」 |
というフレーズが登場するのもこの『十二夜』という作品。
その本をきっかけにシェイクスピアの作品をとにかく読み漁りました。
まともに本を読んだことがなかったボクがなぜシェイクスピアの作品に惹かれたのか、自分でもはっきりわかりません。
おそらく彼の紡ぐ“言葉”に魅力を感じたからではないでしょうか。
シェイクスピアの作品には本当にたくさんの名言が登場しますが、今回のブログではボクのお気に入りをいくつかご紹介したいと思います。
「物事それ自体に良いも悪いもない。考え方によって良くもなれば悪くもなる。」
同じ現象が起きたとき、それをどう捉えるかで幸せにも不幸にもなる。
いろんなビジネス書や自己啓発本にも同じようなことが書かれていますよね。
自分の考え方・見方を変えるだけで、世界は一瞬で変わるってことですね。
「どうせ年をとるなら、陽気な笑いでこの顔にシワをつけたいものだ。」
いい年齢の重ね方、人生の歩み方について考えさせられる言葉。
シェイクスピアではありませんが、同じように年齢の重ね方について考えさせられるボクが大好きな言葉がもうひとつあります。
「オレ、年をとるにつれてどんどん歌がうまくなるんだよ」
これはボクが崇拝するハードロックバンドAerosmithのヴォーカル、Steven Tylerのセリフ。
あまり人に話してもわかってもらえないんですが、ボクはこの言葉めっちゃ深いと思うんですよね~
長くなりそうなので、やめておきますね(笑)
「人の傷を笑うのは、傷の痛みを感じたことのないやつだ。」
何となくですが、がんばっている人は他人の失敗や不幸を笑ったりしないような気がします。
人の傷を笑ってはいけないと教えてくれると同時に、人に笑われるのを恐れずに挑戦しようと思わせてくれます。
「備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやってくる。」
チャンスがやってきたとき、そのチャンスをつかむ準備ができていないとチャンスを逃してしまう。
なかなか思うようにいかないときこそ、いつか必ずやってくるチャンスをつかむために、自分を磨いて成長させておかないといけない。
そんなことを思い出させてくれます。
「私ひとりのためなら、これ以上の私でありたいなどと高望みはしません。
でもあなたのためなら、いまの私より百倍もいい人間になりたい。一千倍も美しくなりたい。一万倍も裕福でありたい。」
もうこれに関しては一言だけ。
ええ言葉やわ~
死後400年以上経った今でも人々の心を惹きつける言葉をたくさん生み出したシェイクスピア。
ボクに言葉の持つ素晴らしい力を教えてくれた一人です。
今日も応援していますね。
英語学習がんばってください:)