また帰りたい場所
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
ボクには、忘れられない、そして絶対に忘れたくないと思っている“あの瞬間のあの感覚”というのがあります。
それは、アメリカ留学中に滞在先のシアトルで味わったある感覚なんですが、
“感覚”なので言葉ではなかなか伝わりにくいかもしれません。
ある日、ホームステイ先から数百メートル離れたコンビニに買い物をしに行くことになりました。
それまでは、ホストファミリーや友だちと一緒に行動したりしていましたから、実はこのときが、ボクが初めてたった一人でアメリカで行動したときだったんです。
毎日通る道の見慣れている景色。
しかもたった数百メートルの距離。
でもこのとき、家を出た瞬間、自分がものすごく小さい存在に感じられました。
本当に小人になったような、何とも不思議な感覚でした。
アメリカという国の大きさに圧倒されたような感じがしたんです。
アメリカに初めて留学したとき、ボクは高校生でした。
地元徳島県にいたときには、もう大人になったような気分で過ごしていました。
「自分は一人で何だってできる」
そう思っていたくらいです。
でも家族も親戚も友だちもいないアメリカに来て、己の小ささに気づくことがたくさんありました。
アメリカでは、いくら家族とはいえ、日本ほど「和」の感覚はなく、自分のことは自分でする「個」の感覚が強いんです。
毎日、自分の身のまわりのことをしていると、
「これはいつもお母さんがやってくれてたんやな~」
「あ、これはお父さんがやってくれてたな~」
とかいろいろ気づきが出てきました。
その度に自分はまだ未熟なんだと感じました。
皮肉なものですよね。
「一人で何でもできる」なんて調子に乗って高校を中退し留学したアメリカで、
「自分一人では何もできてなかった」ということをボクは思い知らされたんですから。
アメリカに留学して初めてひとりで行動をした“あの瞬間”、
自分が小人のように思えた“あの感覚”が、
ボクが留学を通して成長していくスタートになりました。
そういう意味で、アメリカという国、その中でもシアトルという街はボクを大きく成長させてくれた、ボクにとって「第二の故郷」です。
また近い将来、シアトルに帰る日を楽しみに、ボクも英語学習がんばろうと思います!
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)