ブログ
2023年08月02日

youの第3の意味

こんにちは!

おとなの英語予備校谷口翔太です。

 

*****************************************************************

ツイッター始めました!

英語学習に役立つことや気づきなどをツイートしていきます。

お気軽にフォローしてください。

https://twitter.com/IamShotaT

*****************************************************************

 

あなたは、youに3つ意味があるって知っていますか?

 

学校で英語を習い始めたときから、ボクたちに馴染みのあるyou。

この単語はめちゃくちゃよく使いますし、誰もが知っている単語のひとつ。

 

今更、youの勉強なんかしなくてもと思うかもしれませんが、

youをきちんと使いこなせていない人が多いのも事実。

特に今回ご紹介する3つめの意味は、日常でもかなりよく使われるのに、多くの人が意識できていません。

 

これを機に、もう一度基本単語youと向き合ってみましょう。

 

 

▶ 単数形のyou「あなた」

もっとも有名なyouの使い方は、単数形のyouだと思います。

話をしているひとりの相手に対して使い、日本語にするなら「あなた」「君」に相当する言葉です。

 

例文で確認してみましょう。

 

You are beautiful.

「君は美しいですね」

 

I will give you a call tonight.

「今晩、あなたに電話します」

 

 

▶ 複数形のyou「あなたたち」

単数形と同じカタチをしていますが、youには複数形の意味もあります。

こちらは話をしている複数人の相手に対して使い、

「あなたたち」「君たち」のように訳すことができます。

 

夫婦がお互いに伝えるI love youのyouは目の前の配偶者ひとりを指しますが、

例えば、ミュージシャンがコンサート会場でオーディエンスに向けて言うI love youのyouは会場に来てくれた観客みんなを指しています。

 

ボクの大好きな映画「タイタンズを忘れない」に、こんなセリフが出てきます。

 

You’re already winners ‘cause you didn’t kill each other at camp.

「合宿で殺し合わなかったんだから、お前たちはすでに勝者だ」

 

このセリフにはyouが2回使われていますが、状況や場面がわからなくても、どちらも複数形と判断できます。

 

最初のYouは、winnersとイコール関係です。

winnersは複数形ですから、当然主語のYouも複数形です。

 

後半はyou didn’t kill each otherとなっていて、

直訳すると「お互いを殺さなかった」という意味です。

「お互い」という意味のeach otherという単語が使われていることからも、このyouも複数形だとわかります。

 

ちなみに、単数形のyouと区別するために、youの後ろにallをつけて、you all「あなたたちみんな」とすることもありますが、複数形のときに必ずつけなければいけないわけではありません。

 

また、ネイティブスピーカーの中には

「youは複数形で使わない」

「複数形のyouはallやguysなどをつける」

と言う人もいますが、そういう感覚でその人が捉えているというだけで、
you単体でも複数形としてめちゃくちゃよく使われます。

オックスフォードやケンブリッジの英英辞典にもちゃんと掲載されています。

安心して使ってください。

 

 

▶ 総称のyou「人(は誰でも)」「どんなひとでも」

最後にもうひとつ、とても大事なyouの使い方をご紹介します。

それは“総称のyou”と言われるもので、一般的に「人」を指します。

 

次の例文を見てください。

 

You have to be 20 or over to buy alcohol in Japan.

「日本で酒を買うためには、20歳以上になっていなければなりません」

 

このYouは、これまでお話ししてきた特定の相手に対して、

「あなた」とか「あなたたち」と言っているわけではなく、

日本では、「どんな人でも」お酒を買うには20歳以上でなければならないと言っているんですね。

 

これが総称のyouの使い方なんです。

 

もうひとつ確認してみましょう。

 

You are not allowed to take photos here.

「ここで写真を撮ることは許可されていません」

=「ここは撮影禁止です」

 

このYouも、誰か特定の人を指して言っているわけではありません。

ここでは「どなたも」撮影は遠慮してくださいと言っているんですね。

 

 

この3つめの意味は、日常ですごくよく使われるにもかかわらず、

あまり教わることもないですし、理解している人もあまりいません。

 

この総称のyou、ぜひ覚えておいてください!

 

今日も応援していますね!

英語学習がんばってください:)