「~に見える」という意味のlook like ~の意外な落とし穴
こんにちは!
おとなの英語予備校の谷口翔太です。
英語で「~に見える」という表現をする場合、
多くの方がlook like ~を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、気をつけなければならないポイントがありますので、
今回はこのlook like ~の正しい使い方を見ていきましょう。
▶ look like ~のlikeは何?
まずはちょっとした英作にチャレンジしてみましょう。
「あなたは幸せそうに見えます」
これを英語にするとどうなるでしょうか?
考えてみてください。
僕の経験上、多くの英語学習者が次のようにしてしまいます。
× You look like happy.
ものすご~く惜しいんですが、ちょっと違うんですね。
どこが違うかわかりますか?
ポイントはlikeです。
このlikeは前置詞で、「~のように」という意味。
意味だけ考える何も問題なさそうですが、英語はカタチを重視する言語です。
前置詞のルールを確認してみましょう。
前置詞の後ろには名詞がくるという原則があります。
そのルールから考えるとYou look like happy.が間違いである理由が見えてきます。
前置詞likeの後ろにはhappyが置かれていますが、
これは形容詞です。
この状態だと、前置詞の後ろが名詞ではなく、形容詞になってしまっているのでダメなんです。
look like ~を使うときは、後ろに名詞を置きます。
You look like a movie star.
「あなたは映画スターのように見えます」
That cloud looks like a rabbit.
「あの雲はウサギみたいに見えます」
例文のa movie starやa rabbitは名詞ですからOKです。
では、happyのような形容詞を置く場合にはどうすればいいのでしょうか?
▶ look + 形容詞でOK
「あなたは幸せそうに見えます」のように、形容詞を置きたい場合は、
lookの後ろにそのまま形容詞を置きます。
つまり、
You look happy.
が正解!
You look pale.
「あなたは青白く見えます」→「顔色が悪いよ」
This pie looks delicious.
「このパイは美味しそうです」
例文のpaleとdeliciousは形容詞なので、前にlikeは要りません。
動詞のlookの使い方、気をつけてくださいね。
応援しています!
英語学習がんばってください:)