2024年09月11日

英語の「with」の使い方とは?5つの意味とそれぞれの例文を紹介!

with 使い方
「with」は中学生の頃に習う基本的な英語の前置詞であり、多くの方が「〜と一緒に」といったインプットしているのではないでしょうか。しかし、「with」には細かくわけると5つの意味があり、それぞれ使い方が異なります。

今回は、「with」の5つの使い方とそれぞれの例文について解説していきます。英語での表現を広げたい方は、今回紹介する「with」の正しい使い方をマスターしましょう。

 

「with」のイメージ

英語の前置詞は数が多いため、正しい使い方を理解するためにはイメージを頭に思い描くことが重要だと言われています。たとえば「on」の場合は平面の上に物体が接触しているイメージ、「in」の場合は空間の中に物体が入っているイメージです。

「with」の基本的なイメージは、「つながり」です。2つの物体を思い浮かべて、つながっていることをイメージしましょう。今回紹介する「with」の5つの意味は、「つながり」に関連するものばかりです。

 

「with」の使い方①|随伴を表す

多くの人が理解している「with」の基本的な使い方が、随伴を表す意味を持つ「with」です。日本語にすると、「〜と一緒に」と訳すことができます。この場合、「with」の場合には人や物がくるのが一般的です。

上記で紹介した「with」の基本的なイメージのとおり、つながっているため「〜と一緒に」という意味になるのです。随伴を表す「with」の例文には、以下が挙げられます。

 

I will go to the party with my boyfriend.
「私は彼氏と一緒にパーティーに行く予定です」

I saw him with his children at the movie theater.
「私は映画館で彼が子供と一緒にいるのを見ました」

How long have you lived with your mother?
「お母さんとはどのくらい一緒に住んでいるのですか」

He always drinks coffee with sugar.
「彼はいつも砂糖入りのコーヒーを飲んでいます」

You should eat sandwiches with some vegetables.
「あなたは野菜入りのサンドイッチを食べるべきです」

 

「with」の使い方②|所有を表す

所有を表す「with」を使うことで、「〜を持っている」と意味することができます。随伴を表す「with」の対象が基本的に人であるのに対し、所有を表す「with」の対象は物です。

この場合も、所有している人と所有されている物がつながっているイメージで考えることができます。所有の「with」の例文は、以下のとおりです。

 

A girl with long hair asked me for directions.
「長い髪の女の子に道を尋ねられました」

She lives in a house with a red roof.
「彼女は赤い屋根の家に住んでいます」

I want to buy a computer with a large screen.
「大画面のパソコンを買いたいです」

He was in bed with the illness.
「彼は病気で寝込んでいました」

 

上記の文章を例に出すと、「girl」と「long hair」、「a house」と「a red roof」、「bed」と「the illness」はつながっています。そのため、「with」は「つながり」をイメージすることで理解しやすくなるのです。

 

「with」の使い方③|手段を表す

3つ目の「with」は、手段を表す使い方です。この場合「with」のあとには物がくるのが一般的ですが、人の助けや状態がくることもあります。

手段を表す「with」の例文は、以下のとおりです。

 

He always pays with a credit card.
「彼はいつもクレジットカードで支払いをします」

She eats pasta with chopsticks.
「彼女はパスタを箸で食べます」

Please write down with a black pencil.
「黒い鉛筆で書いてください」

I finished my homework with my mother’s help.
「母に手伝ってもらって宿題を終わらせました」

I made a plastic model with great care.
「細心の注意を払ってプラモデルを完成させました」

 

「with」の使い方④|状況を表す

「with」は、2つ以上同時に起こっている状況を表すときにも使うことができます。前置詞である「with」のあとには名詞が続き、その後に名詞を補う補語が続きます。

名詞のあとにくる補語は、現在分詞・過去分詞・形容詞・副詞・前置詞句のいずれかです。状況を表す「with」の使い方と例文は。以下のとおりです。

 

He sang with his eyes shining.
「彼は目を輝かせながら歌いました」

She stood there with her eyes closed.
「彼女は目をつぶったままそこに立っていました」

I was outside with the window open.
「窓を開けたまま外出していまいた」

She fell asleep with the heater on.
「暖房をつけっ放しで彼女は寝てしまいました」

Tom started to speak to us with his hat in his hand.
「トムは帽子を手にして私たちに話しかけました」

 

この「with」は付帯状況のwithと参考書などには記載されています。「with」のイメージである「つながり」が関係しています。

 

「with」の使い方⑤|包含を表す

包含の「with」を使うと、「〜を含めて」といった意味になります。包含の「with」の例文は、以下のとおりです。

 

The fee of the restaurant came to 100 dollars with drinks.
「レストランの料金は飲み物込みで100ドルでした」

It will be 300 dollars with tax.
「税込みで300ドルです」

How much is it with the discount?
「割引を含めていくらになりますか」

She paid the price with the shipping cost.
「彼女は送料込みの料金を支払いました」

 

多くの場合、包含の「with」は金額を表現するのに使用されます。

 

まとめ

多くの方が「〜と一緒に」と覚えている英語の「with」の5つの使い方について紹介しました。他にも「対立」などのイメージがありますが、まずは少しずつ英語の表現の幅を広げていきましょう。「with」の基本のイメージは「つながり」なので、それを思い浮かべるとそれぞれの使い方を連想しやすいです。

「with」のように、さまざまな意味や使い方を持つ英単語はたくさんあります。英単語による具体的な意味を知ることで、どんなシチュエーションの文章でも理解ができるようになるでしょう。

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